胎児よ 胎児よ 何故躍る
母親の心がわかって おそろしいのか
－『ドグラ・マグラ 上』 夢野久作
買ってからこちら、未だちょろりとしか読み返していません、ドグラマグラ。
折角だから悠寛読みたいよね･･･。
ところで「ゆっくり」という漢字が「悠寛」だったかを調べている最中に、日本国語大辞典の名前が出てきました。欲しいです。大辞典。
古語じゃないけど、昔使われていて今は使われていない漢字って凄く魅力的だと思います。「迚も」とか。そういうのが使われるような本を読む所為なんでしょうけども。
はい！脱線！
で、閑話休題です。ドグラマグラは保留ですが、代わりに京極夏彦を読んでます。『塗仏』が終わって、今は『陰摩羅鬼』。多分既に「謎はとべてすけた！」状態だと思われます。これで違ってたら私京極先生に深々と土下座する･･･。あのひとならやりかねないからな･･･ここからのどんでん返し･･･。
若しも私の推理が違っていて、それに最後まで気づかなかったのだとしたら、私は私の意識の枠組みをあやしまなければなりません。自分に都合の良いように、事実を改築していく過程を、無意識にやっていることになるので。それはあんまり良いことじゃないのです。
途中で「あれ？」と思うことがあったのにもかかわらず、それを補正することに慣れてしまっているんじゃ駄目なのです。
国語の問題で、「文中の誤った漢字を正しいものに直しなさい」というのを、最初からうまく見つけられた試しがないので、自分の補正能力は評価してます。わりと高く。目で見てるはずなのに、正しい文字として補正し直し、そのまま読み進めてしまってるんです。それじゃ駄目なのに。自覚があるなら、矯正も近い･･･と信じたい。
しかし京極先生のお話は面白いなあ！とつくづく思います。身の詰まった果実を食べるような。
あんな風に、全てが繋がって物語という物を形成している世界を作り上げてみたいです。
物語とは、ものを語るのです。ものを語るということは、そこに無駄など無いのです。ないのですが、些末か大事かという判別はあるわけです。その些末の意味を、些末なりに大事に組みつける。大事は些末の中にも宿ります。そして全てを見た時「嗚呼」と思わせられるかどうか。ううん、良いなあ京極先生。やっぱり大好きだなあ･･･。
･･･本読む以外には本当に原稿するかネットで息抜きするかしかしていない日々なので、他に話せることがありませんよう。
あ、でも時々発作的に外に飛び出して夕焼けを見に行きます。
自転車に飛び乗って、風を切って颯爽と山の上まで･･･みたいな。でも最近気づいたんですが、山の上に行くよりも駅方面へ出て行った方が夕焼けは綺麗に見えるって言う。
今度は橋の方まで行ってみます。
然しこの間、山の上までぎゅんぎゅんチャリ漕いでいったら途中で息が出来なくなりまして。鉄分足りてなかったんだろうね！気をつけます。最近はマスチゲン飲んでいるので大丈夫です。呼吸してるのに全く酸素回らないみたいな感覚、久し振りだったわ･･･。
心臓弱いのは元からだし、気をつけないといけないことたくさんあるのです。上手く付き合っていけば、自分の身体くらいはコントロールできるもんですけどもね。
そうそう、台風がまた来るらしいですが、何だか本州へのダメージは少ない、とか何とか。ウェザーニュースさんが言ってたそうなんですが、本当なのかしら。まだ確かめてません。
雨風酷くないと良いなあ･･････。
被害予測されている地域のひとは、どうぞお気をつけ下さいませ。
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